赤ちゃんを泣き止ませるときや、寝かしつけのときに大活躍してくれる『おしゃぶり』。
毎日、育児で大変なパパママにとって本当に心強い味方です。

でも、おしゃぶりをしすぎると、歯並びが悪くなるって聞くし…
いつどうやってやめたらいいんだろう?
そんなお悩みを持つパパ&ママに、おしゃぶりをやめるタイミングや、やめさせ方を紹介していきます。
実際に我が家で成功したオススメの方法なども解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
みなさんの育児が少しでも楽になって貰えればうれしいです!

僕ぽんきちは、3人の息子(0~3歳)を子育て中の父親です。
長男はおしゃぶり依存症でしたが、2歳でピタッとやめることができました。
目次
おしゃぶりのしすぎは歯並びに影響が出るってホント?

一般的に、おしゃぶりの長期間の使用は歯並びに影響すると言われています。
そのように聞くと、
「早くおしゃぶりをやめさせなきゃマズイの!?」
と心配になってしまうかもしれません。
そもそも、おしゃぶりはいつ頃までにやめさせるのがいいのでしょうか?
日本小児歯科学会のHPを見ると、おしゃぶりをやめる時期について詳しく書かれていました。
以下、抜粋版を紹介しておきます。
おしゃぶりは、泣いている赤ちゃんを鎮めるのに便利なアイテムであり、育児で大変なお母さんにはお助けグッズでもあるでしょう。「吸う」ことが自然な乳児期には、口の機能や形態に問題は生じません。でも、離乳が完了して口の働きが「吸う」ことから「かむ」ことへと移行してくると、おしゃぶりもそろそろ卒業の時期を迎えます。2歳を過ぎて奥歯のかみ合わせができた後もおしゃぶりの使用が続くと、歯ならび・かみ合わせに影響がでやすくなり、また唇の閉じ方や舌の使い方にも問題が生じやすくなります。乳歯の奥歯が生えてくる1歳半頃からやめる準備を始めて、2歳過ぎまでにはやめられるといいですね。
日本小児歯科学会HPより抜粋
要約すると、こんな感じです。
- 「吸う」ことが自然な乳児期には、おしゃぶりを使っても問題無い。
- 奥歯の噛み合わせができた2歳以降もおしゃぶりの使用が続くと、歯並びに影響が出やすくなる。
- 1歳半頃からやめる準備を始めて、2歳過ぎまでにはやめられるとよい。
どうやら、1歳半~2歳くらいにはやめさせることが推奨されているようです。
もしお子さんが1歳半未満であれば、そこまで神経質になる必要は無いみたいです。

どの市町村でも実施されていると思いますが、1歳半になると歯科検診の通知が届きます。
虫歯の有無をチェックしてもらえるのはもちろんのこと、歯並びなども診てもらえます。
(僕の地域ではフッ素も塗ってもらえました。)
しかも無料です。
せっかくのいい機会なので、心配な人は相談してみるといいと思います。
ちなみに、うちの長男坊は極度の『おしゃぶり依存症』だったので、先生に相談しました。

あー、そうだねぇ。
んー、今は歯並びは問題無いねぇ。
おしゃぶりの回数をちょっとずつ減らしていこうかぁ。
2歳くらいになって心配だったらまた来てちょうだい。
特に問題無かったようで、さらっと話して終わりました。
親の立場からすると「問題ないよ」と先生に言ってもらえるだけでも、すごく安心します。
こういった機会を是非活用してみましょう。
【超厳選】おしゃぶりをやめさせる方法3選

では、具体的におしゃぶりをやめさせる方法を紹介します。
実際に我が家で試した方法や、周りの人から聞いた方法の中から「これはいいな」というものを3つに厳選しました。
お子さんによって合う合わないがあると思うので、色々と試してみてください。
- 2歳の誕生日にプレゼントとおしゃぶりを交換する
- おしゃぶりに細工をする
- 子どもに「おしゃぶりをやめたい」と思わせる
では、上から順番に解説していきます。
我が家で実際に成功した方法はコレです。
先にもお伝えしていたように、うちの長男坊は極度のおしゃぶり依存症だったのですが、
僕もびっくりするくらいピタッとやめることができました。
やり方は超簡単です。
誕生日の2~3日前になったら、子どもにこう言ってください。

誕生日のプレゼントなんだけど、おしゃぶりと交換しないと貰えないんだって。
おしゃぶり無くなっちゃうけどいい?
これだけです。
うちの長男坊は、
「うん、いいよ!」
と拍子抜けするくらいすんなり返事が返ってきました笑。
きっと、子どもにとって誕生日プレゼントは別格の存在なんでしょう。
そして誕生日当日になったら、プレセントとおしゃぶりを交換してください。
なるべく子ども本人の手から、おしゃぶりを貰うようにするといいと思います。
(その方が本人もおしゃぶりが無くなる覚悟ができるはずなので。)
2つ目が『おしゃぶりに細工をする』という方法です。
おしゃぶりの吸い口の先端を切るなどして、吸い心地を悪くするやり方です。
保育士の先生いわく、多くの家庭でやられているメジャーな方法とのこと。
先ほど紹介した『プレゼント交換作戦』が上手くいかなかったら、僕もこの方法を試そうと思っていました。
ちなみに、僕が実際にやるとすれば、こんな感じにします。
- 「あれ?おしゃぶりが壊れかけてるなぁ」と子どもに言っておく。
↓ - 次の日に針で小さい穴をあける。
↓ - たぶん子どもが違和感に気づく。
↓ - さらに次の日に穴を広げる。
↓ - きっと子どもが何か言ってくる。
↓ - 「あー、やっぱり壊れちゃったね。ポイしないといけないね。」と言って捨てることを促す。
↓ - できれば、子どもの手でゴミ箱に捨てさせる。
子どもに『捨てる理由』を理解させた方がいいかなと思います。
本人が納得して捨てることで、後々のグズリも少なくなるはずです。
最後に3つ目です。
子どもに「おしゃぶりをやめたい」と思わせる方法です。
例えば、
「おしゃぶりは赤ちゃんがするものだからやめようね」
「〇〇(友達の名前)くんはもうおしゃぶりやめたんだって」
「おしゃぶりしてると鬼がくるよ」
などなど、子どもがおしゃぶりを要求してきたタイミングで伝えます。
僕の周りでは、この方法を使った人が結構いました。
『子ども自身が悩んで答えを出した』という成長を見れてよかったとのこと。
その気持ちはなんとなく分かる気がします。
ちなみに、この方法は時間が掛かるので、2歳を過ぎてしまっている子どもの場合はオススメはできません。
無理矢理やめさせるのは逆効果になることも

おしゃぶりは子どもをリラックスさせるものです。
これをいきなりやめさせようとすると、子どもが精神的に不安定になってしまいます。
なるべくストレスがかからないように、徐々に使用頻度を減らしていくようにしましょう。
例えば、こんな感じでやるといいと思います。
- 機嫌のいいときは、おしゃぶりを使わないようにする。
- 機嫌が悪いときは、お気に入りのおもちゃで気を紛らわしてみる。
- 入眠したらおしゃぶりを取る。
- 外で遊んで疲れさせて、おしゃぶり無しで寝かしつけてみる。
- 泣いても気にならない場所(公園や車内)では、おしゃぶりをやめてみる。
先にもお伝えしたように、2歳くらいまでなら、おしゃぶりをしていても問題ありません。
あまり神経質になり過ぎず、1~2ヶ月くらいの余裕をもつのがコツです。
まとめ
最後に今回の記事をまとめておきます。
- 2歳くらいまでならおしゃぶりをしていても歯並びに影響しない。
- 1歳半~2歳までにおしゃぶりを卒業させるのがベスト。
- やめ方① 2歳の誕生日プレゼントとおしゃぶりを交換する
- やめ方② おしゃぶりに細工をする
- やめ方③ 子どもに「おしゃぶりをやめたい」と思わせる
- ただし、無理矢理やめさせると子どもにも親にもストレスが溜まるので注意が必要。
ちなみに、子どもがおしゃぶりをやめてしまうと、

もう赤ちゃんじゃなくなったんだなぁ…
と逆に寂しい気持ちになったりもします笑。
とはいえ、成長を見届けるのも嬉しいことなので、我が子のためにもしっかりサポートしてあげましょう。